そらはな いろは

日々を彩る知恵の書庫

【百人一首/53番歌】右大将道綱母

百人一首についての学びを共有します。

本日は、右大将道綱母による53番歌です。

 

本日の一首

嘆きつつ

 ひとり寝る夜の

  明くる間は

   いかに久しき

    ものとかは知る

 

(なげきつつ

  ひとりぬるよの

   あくるまは

    いかにひさしき

     ものとかはしる)

 

作者

右大将道綱母(937?~995)

藤原道綱母(ふじわらのみちつなのはは)。

平安時代中期の歌人で、中古三十六歌仙の一人。

藤原兼家の妻となり、蜻蛉日記に結婚生活の様子などを綴りました。

 

本日のデザイン

男性の訪れを待ちつつ、一人で夜を明かす女性をイメージしました。

2023.07.07 1st edition