そらはな いろは

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【百人一首/6番歌】中納言家持

百人一首についての学びを共有します。

本日は、中納言家持による6番歌です。

 

本日の一首

鵲の      (かささぎの)

 渡せる橋に   (わたせるはしに)

  置く霜の    (おくしもの)

   白きを見れば  (しろきをみれば)

    夜ぞ更けにける (よぞふけにける)

 

作者

中納言家持(718?~785)

大伴家持。奈良時代の歌人。官位が中納言でした。

万葉集の編集に関係したとされており、三十六歌仙の一人です。

 

本日のデザイン

この歌の「鵲の渡せる橋」には、2つの解釈があります。

天の川であるとする説と、宮中の橋であるとする説です。

実際にはあり得ない光景ですが、霜の下りた橋と天の川をイメージしました。

 2022.05.18 1st edition